格安SIMが遅いと言われる理由

インターネットを利用していて急に速度が遅くなったという経験をしたことがある方は多いと思います。スマホに限らずパソコンでもそのような現象は起きてしまいますし、さまざまな原因によって通信速度が低下してしまうことがあります。今現在格安SIMへの乗り換えを考えている方だと通信速度が気になっている方もおられると思いますが、ここでは格安SIMの通信速度が遅いと言われる理由について考えてみたいと思います。

通信速度の遅さはストレス

現在では多くの方が日常的にインターネットを利用していますし、ウェブサイトの閲覧やインターネットショッピングなどあらゆることにネットを活用しています。ネット通販などはインターネットサービスが始まった当初は利用する方は限られていましたし、今ほどの市場に拡大するとはいったい誰が予想したでしょうか。今では誰もが名前を知るような大企業でさえもインターネット通販を手掛けていますし、多くの方がネット通販でさまざまな品物を購入しています。大手ネット通販会社だと即日や翌日配送、送料無料などさまざまなサービスを充実させることで顧客を増やしてきましたし、今後もさらにネット通販の利用者は増えていくと予想できます。

ネットを使っていろいろなことができるような時代になりましたが、ネットユーザーの多くが通信速度の問題にぶつかったことはあると思います。インターネット上のウェブサイトを閲覧しようとしてクリックしたものの、なかなかそのページが表示されなかったり、次のページに移動しようとしてもなかなか移動してくれないという現象に遭遇したことがある方は多いでしょう。このような時は非常にイライラしてしまいますし、なんとも言えないストレスを抱えてしまいます。

ネットの動画などはその最たるものではないでしょうか。インターネット上にはたくさんの動画投稿サイトが存在しますし、そこではさまざまな動画を鑑賞することが可能となっています。普通に笑って鑑賞できる動画もあれば人々の興味を引く怖い動画、生活の役に立つ動画、何かのノウハウを伝授しようとする動画など実に多種多様な動画がアップロードされています。こうした動画を観ているときに突然止まってしまったり、リロードを繰り返してしまうという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。いろいろな原因が考えられますが、もっとも多い原因は通信速度が不安定になったことです。

現代社会でネットを利用している方の多くは高速インターネットにすっかり慣れてしまっていますし、速度が遅くなってしまうとたちまちストレスを抱えてしまいます。思わずスマホを投げつけたくなったという方もおられるでしょうし、もしかすると実際にスマホを投げてしまった方もいるかもしれません。それくらいネットの通信速度が遅いというのはストレスなことなのです。これがプライベートでの利用ならまだしも、ビジネスでネットを使っているときだとぶつけようのない怒りが湧きあがってきます。

パソコンでインターネットを利用しているとき、大手携帯キャリアのスマホでネットを使っているときでもこのようなことは起きてしまいますから、ましてや格安SIMだといったいどうなってしまうのかと思っている方もおられると思います。格安SIMは遅いと言われていますし、それが引っかかって乗り換えを躊躇してしまっている方もおられるでしょう。格安SIMが遅いのはそれなりの理由があるのですが、そもそもそこまで非難されるほど格安SIMの通信速度は遅くありません。次からは格安SIMが遅いと言われてしまう原因についてお話していきましょう。

実際にはほとんど問題ない

格安SIMは通信速度が遅いから、といった会話を耳にしたことがある方は少なくないと思います。格安SIMについての詳しく正しい知識を持っていない方だとこうした会話の内容を鵜呑みにしてしまいますし「格安SIMは遅いのか」とネガティブな印象を抱いてしまいます。実際に自分で試したわけでもないのに、格安SIMは通信速度が遅いと思い込んでしまい結局乗り換えを見送ってしまうというケースが多いです。しかし、実際には格安SIMでも通信速度はほとんど問題ありませんし、普通に利用する分には大手携帯キャリアのスマホとほぼ変わりなく使えます。

もちろん、大手携帯キャリアのスマホとまったく同じ通信速度とはいきません。格安SIMを扱うMVNOは大手携帯キャリアの通信回線を貸してもらっているわけですし、レンタルしている回線でサービスの提供を行っています。よその畑で野菜を育てているようなもの、と考えるとイメージしやすいかもしれません。借りた畑でそこの持ち主と共同で畑で野菜を作っているとき、畑の持ち主がたくさん種をまいてしまうと自分が育てる分の野菜は少なくなってしまいますよね。通信回線もそれと同じことです。余計分かりにくかったでしょうか?

格安SIMは大手携帯キャリアとまったく同じ通信速度とはいかないものの、それに近い速度は実現しています。もちろん、通信品質というのは各MVNOによって変わってきますから一概には言えないものの、優良なMVNOの格安SIMならそれなりの速度と安定感を実現しているのです。遅いと言われてしまうことがある格安SIMですが、実際にはそこまで顕著に速度の差が生じてしまうことはありませんし、格安という言葉にネガティブな印象を抱きすぎている節があります。格安だから通信速度が遅い、と考えてしまう方が多いことでこうした話が広がったのかもしれませんね。

平日の昼間だけは要注意

通信速度にそこまで大きな差はないと言ったものの、実は唯一注意しなくてはならない時間帯があります。それがお昼の12時の時間帯です。この時間だけは格安SIMの通信速度が大幅に低下してしまいますから注意しましょう。では、どうしてお昼の12時の時間帯に通信速度が遅くなってしまうのかということですが、12時の時間帯というのは会社でもお昼休みとなりますし、一般家庭でも食事をしたりゆっくりする時間です。そのため、この時間帯に大勢の方が一気にスマホを触るため通信速度に乱れが生じてしまうのです。

職場で全員がスマホで何かをしている様子を見たことがある方もおられるでしょうが、それと同じことがあちこちで行われているとしたらどうでしょうか。その部署だけでなく会社全体、その地域、日本全国でまったく同じようなことが行われているとしたらどうでしょう。それだけ大勢の方が一度に同じ時間帯にスマホでインターネットに接続するのですから、回線が混雑しないはずはありませんよね。特定の時間帯に大勢の方が車に乗って同じ道を一度に走り出すようなものです。間違いなく渋滞してしまいますし、スピードなど当然出せません。

これは格安SIMの宿命とも言えるものです。そして、恐らく格安SIMの通信速度が遅いと言われてしまう理由はここにあるのではないでしょうか。この時間帯はほかの時間帯と比べて明らかに速度が遅くなってしまいますから、ここだけを切り取って「格安SIMは遅い」となってしまうわけです。実際にはほぼすべての時間で大した問題がないにも関わらず、あまりにもお昼の時間帯に速度が遅くなってしまうためそこだけが強烈に印象に残ってしまうのです。格安SIMが遅いと言われてしまう大きな原因は恐らくここにあります。

通信速度よりも料金の安さ

格安SIMが遅いと言われてしまう理由について先ほどご紹介しましたが、基本的に格安SIMへの乗り換えを考える方というのは安くスマホを使いたいと考える方が多くを占めています。もし、アナタが今現在「格安SIMは通信速度が少しでも遅くなっちゃうのか~・・・。ならやめておこうかな。」と思っているのなら、今一度どうして格安SIMに興味を示したかを思い出してください。大手携帯キャリアのスマホだと毎月支払う料金が高いと感じたからこそ格安SIMへの乗り換えを検討したのではないでしょうか。

格安SIMは確かに大手携帯キャリアのスマホより多少速度は劣りますし、お昼の時間帯に限っては相当低速モードになってしまいます。しかし、それはあまり重視する部分ではないのではないでしょうか。格安SIMの売りは決して通信速度の速さではありませんし、大手携帯キャリアのスマホよりも遥かに安く利用できるという部分です。通信速度の速いスマホを利用したいのなら格安SIMなど考えずに最初から大手携帯キャリアのスマホを選べばよいでしょう。

多くの方は格安SIMの通信速度の遅さに対するデメリットより、利用料金が安くなるメリットを感じています。多少通信速度を犠牲にしてでも圧倒的に月額料金が安くなるから特に何も思わない、という方が大半なのです。実際格安SIMへ乗り換えた方の多くが満足しているというデータもありますし、多くの方が通信速度よりも安さを重視しているということが理解できます。通信速度をそこまで重視するのなら格安SIMなど最初から考えないほうが良いですし、大手携帯キャリアのスマホで満足しておきましょう。少しでも毎月の支払いを楽にしたい、スマホを安く使いたいという方こそ格安SIMを選ぶべきだと思います。

まとめ

格安SIMが遅いと言われる理由についてお話してきました。遅いと言われてしまう大きな原因は恐らくお昼の時間帯に低速になってしまうことでしょう。ただ、それ以外の時間は普通に使えるわけですからそこまで大きなデメリットとは言えません。しかも、お昼の時間帯にしてもまったく使えなくなるわけではありませんから大した問題ではないでしょう。それ以上にスマホを驚くほどの格安料金で利用できるようになりますし、そこを注目するべきではないでしょうか。格安SIMの粗探しではなく、良い部分に注目してあげましょう。