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格安SIMサービスを提供するMVNOは基本的に自分で月のデータ容量を選ぶ「定額プラン」が基本ですが、数少ない従量制プランが用意されているエキサイトモバイル。格安で複数SIMの契約ができる「SIM3枚コース」も使えるので、家族でのデータ容量シェアにも最適です。

目次

エキサイトモバイルの特長とおすすめポイント

最大の特徴は従量制プランが用意されていること

通常、格安SIMを契約するときには「定額プラン」といって自分に合ったプランを選択する必要があります。ただ使い始めでまだ自分に合ったプランが分からなかったり、予定より使いすぎてしまって月の途中で速度制限されてしまった場合、月末まで低速で我慢しなくてはなりません。もちろん追加で容量を購入することも可能ですが、その場合かなり割高になってしまいます。

そういう場合に便利なのが、エキサイトモバイルに用意されているような従量制のプランです。従量制というのはその名の通り「使った分だけ支払う」というプラン。エキサイトモバイルでは最適料金プランという名称で用意されていますね。従量制プランが用意されているMVNOで有名なものは他にFREETELくらいなので、エキサイトモバイルも貴重なMVNOとなっています。

最適料金プランの料金設定が細かくデータの無駄が最小に抑えられる

エキサイトモバイルの最大の特徴である最適料金プランですが、料金設定が細かく設定されているのも大きなメリットです。

最適料金プラン(SIM1枚コース)の場合だと

低速通信のみ(最大200kbps)、~100MB、~500MB、~1GB
~2GB、~3GB、~4GB、~5GB、~6GB、~7GB、~8GB、~9GB、~10GB

最適料金プラン(SIM3枚コース)の場合だと

低速通信のみ(最大200kbps)、~100MB、~500MB、~1GB
~2GB、~3GB、~4GB、~5GB、~6GB、~7GB、~8GB、~9GB、~10GB、~11GB、~12GB、~13GB、~14GB、~15GB

と、このようにほぼ1GBごとの料金設定になっています。エキサイトモバイルの最適料金プランの場合は定額プランと違い翌月へのデータ繰り越しがありませんが、ここまで小刻みな料金設定になっていると無駄になるデータも毎月最大でも1GBなので、定額プランのデータ繰り越しでやりくりするよりも結果的にお得になると思います。

また定額プランのデータ繰り越しサービスも翌々月までの繰り越しはできないため、使わない月が2カ月続くとその間の繰り越しデータがそっくり無駄になってしまうことがあります。そのためどちらかというと最適料金プランのほうが無駄なく運用できるという意味でおすすめですね。

FREETELの従量制プランとの比較

エキサイトモバイルの他に従量制プランを採用しているMVNOでもっとも有名なのがおそらくFREETELでしょう。FREETELの場合は「使った分だけ安心プラン」という名称の従量制プランですが、こちらはエキサイトモバイルの最大15GB(SIM3枚コースのみ)に対して最大20GBまで対応しているのが強みです。

ただし、FREETELの「使った分だけ安心プラン」はエキサイトモバイルの「最適料金プラン」と比較すると料金設定が割と大雑把なのがウイークポイントになっていますね。

前述しましたが、エキサイトモバイルの最適料金プラン(SIM3枚コース)の場合ですとほぼ1GB刻みで18パターンもあります。その点FREETEL「使った分だけ安心プラン」の場合だと~100MB、~1GB、~3GB、~5GB、~8GB、~10GB、~15GB、~20GBと合計8パターンに抑えられています。これは例えば1カ月間で11GB使った場合は15GBプラン、16GB使った場合は20GBプランで換算されるため、無駄が大きくなってしまうのです。

FREETELは従量制プランを持っているMVNOとしてはもっともメジャーだと思いますが、従量制の料金設定が細かい(データが無駄にならない)という点では後発のエキサイトモバイルに大きくメリットがあると思いますね。

エキサイトモバイルの注意点

最適料金プランでは使いすぎてしまう場合がある

エキサイトモバイルの特長である「最適料金プラン(従量制)」ですが、デメリットとして使いすぎてしまう場合があるという点が挙げられると思います。定額プランの場合だと契約した月額容量を使い切ってしまうとそれ以上は高速通信ができなくなる(低速モード限定)になるため、あらかじめ契約したプランの月額料金以上を請求されることはありません。

一方、エキサイトモバイルの最適料金プラン(従量制)の場合だと使った分だけ請求されるため、速度制限がないのをいいことに調子に乗っていると上限の15GB(通話SIM3枚プランの場合・6,080円月)まで請求されることになります。もっともエキサイトモバイルでは最適料金プラン(従量制)だけではなく通常の定額プランも用意されているため、自制の難しいお子様に持たせる場合なら定額プランを検討したほうがいいのかもしれませんね。

低速モードのみ3日間制限がある

エキサイトモバイルでは最適料金プラン(従量制)・定額プランともに高速データ通信時の速度制限はありませんが、低速モードにのみ3日間の速度制限が存在します。

3日間制限はMVNOによって扱いがバラバラなのですが、エキサイトモバイルのウェブサイトによると「3日あたりの低速データ通信量が366MBを超えた場合に制限される」と明記されています。このような「高速データ通信時は速度制限されないが低速モード時のみ3日間制限あり」というMVNOは他にIIJmio・DMMモバイルが同様の仕様になっており、特にエキサイトモバイルだけが特別劣っているということではありません(中には高速データ通信時にも3日間制限が存在するMVNOも…)。

この「低速モードのみ3日間制限」のデメリットとして、例えばradikoやらじる★らじるのようなインターネットラジオ、SpotifyやApple Musicのような音楽配信サービスなど、低速でも問題なく利用できるサービスを長時間使いたいという場合にすぐ3日間制限に引っ掛かってしまうということでしょう。

このようなときに低速モードで使い放題したいのであれば、低速モードの3日間制限が存在しないOCNモバイルONEや楽天モバイルを選ぶといいと思います。もちろんそういう使い方を想定していないのであれば特に気にしなくても良い部分なのですけどね。

エキサイトモバイルにおける定額プランのメリットとは?

エキサイトモバイルには「最適料金プラン」という従量制のプランが用意されていることが特徴ですが、その一方で一般的なMVNOと同じくいわゆる「定額プラン」も用意されています。ではエキサイトモバイルにおける定額プランにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず料金設定なのですが、SIM1枚コースで比較してみると

◇最適料金プラン

1GB:660円
3GB:880円
5GB:1,450円
10GB:2,380 円

◇定額プラン

1GB:670円
3GB:900円
5GB:設定なし
9GB:2,250円

このように10GBまでの料金設定はほぼ同額となっています。定額プランには翌月までのデータ持ち越しがありますが、最適料金プランだと毎月余るデータ容量は自動的に1GB以内に抑えられますので、データ持ち越しにこだわることもないでしょう。

つまり10GBまでのプランを利用するのであれば自動的にもっとも安いプランを選択してくれる最適料金プランのほうが優秀だといえますね。

ただし一つだけ大きく違うのが、定額プランには大容量プランが存在するという点です。最適料金プランですとSIMカード1枚コースでは最大10GB、SIMカード3枚コースだと最大15GBまでのプランが用意されているのですが、定額プランでは20GBから10GB刻みで最大50GBまでのプランが用意されています。

簡単にまとめますと「10GBまでのプランならデータ翌月繰り越しを考慮しても最適料金プランのほうがお得だが、それ以上の容量が必要な場合は定額プランを選択するべき」ということになります。多くのユーザーは10GB月の容量があれば問題ないと思うので、迷うのならまずは最適料金プランを選んでおくのが無難かなと思います。


エキサイトモバイルの通信速度や使いやすさ

エキサイトモバイルの各機能や使いやすさ

格安SIMを提供するMVNOは各社独自性の高いサービスを展開していますが、その中でも定番の機能というものが存在します。例を挙げると「高速通信と低速通信の切り替え」「データ容量の繰り越し」「データ容量のチャージ」などですが、これらは必ずしも全てのMVNOが対応しているわけではありません。

しかしエキサイトモバイルに関してはこれらの定番機能はほぼ全て対応しています。以下にエキサイトモバイルが対応している主要機能を挙げます。

高速通信と低速通信の切り替え
データ容量の繰り越し
バースト転送モード
追加容量チャージ機能
複数SIMによるデータ容量のシェア
高速モード中の速度制限なし

ここまで揃っていれば文句がでることもそうないハズです。

ただつだけ残念なのはエキサイトモバイルにはまだ専用アプリが存在しないため、高速通信と低速通信の切り替えなどを行う際は毎回マイページにログインしなくてはいけないのです。多くのMVNOでは専用アプリ上から操作できることが多いので、このあたりは早急に対応してもらいたいところですね。

エキサイトモバイルの対応端末や契約する方法

エキサイトモバイルの契約方法

エキサイトモバイルに限らず多くのMVNOの契約はウェブ上で行います。はじめて大手キャリアから移行する場合など難しそうに感じている方も多いようですが、実際は必要書類さえ揃えておけば10分程度で完了するほど簡単なのです。

そこでここではエキサイトモバイルに契約する際の手順について解説していきたいと思います。

まず必要なものは以下となります。

  • メールアドレス
  • 本人名義のクレジットカード
  • 本人確認書類(音声SIMまたは端末セット契約の場合のみ)
  • MNP予約番号(MNPの場合のみ、また10日以上の有効期限が必要)

次に実際の手順です。

  1. エキサイトモバイルのウェブサイトにアクセス
  2. 右上の「お申込み」をクリック
  3. プラン・SIMの枚数・SIMサイズ・オプションなどを選択
  4. エキサイトIDの作成(名前・住所などの入力)
  5. メールが届くので、指示通りにメールアドレスの認証
  6. クレジットカードの登録
  7. 確認画面が出るので、問題なければ申し込み完了

以上で申込みは完了です。あとは数日後にSIMカード(端末セットの場合は端末も)が届くので、添付の説明書通りにAPN(アクセス・ポイント・ナンバー)の設定を完了させればインターネットに接続することができるようになります。

またエキサイトモバイルにMNP転入する場合、自分の好きなタイミングで番号の切り替えが出来るため「スマホが使えない日」が発生しないという利点もあります。わざわざキャリアのショップに出向いて手続きに長時間掛けていたのはなんだったのだろうという気になってしまいますね。

エキサイトモバイルをおすすめする人とおすすめしない人

エキサイトモバイルの最大の特徴はやはり「最適料金プラン(従量制)」にあります。同様のプランはFREETELが有名ですが、エキサイトモバイルの場合は料金プランがほぼ1GBおきに設定されているため、無駄になる容量が最小(毎月1GB以内)に抑えられるというのがメリットですね。またSIM3枚コースも格安で利用できるため、家族でのシェアはもちろん自分で複数の端末を持っている場合などにも有効に利用できると思います。

かけ放題サービスに対応していないという点はありますが、その点が気にならないのであれば、エキサイトモバイルは安価かつメリットの多いMVNOだと言えるでしょう。